そしてかぜまかせ

日々穏やかに過ごすために心を落ち着かせよう

和敬静寂

 

 

 和敬静寂 わけいせいじゃく

 

茶道に関する心構えを表した言葉といわれています。

 

 

・「和」とは、和合、調和、和楽。

 お互いに尊重しあい仲良くすること。

 

・「敬」とは、謙虚に相手を尊敬すること。

 お互いに敬いあうという意味。

 

・「清」とは、物と心が清らかであること。

 目に見えるものだけでなく心の中も清らかにするということ。

 

・「寂」とは、静寂。

 何事にも動じないこころを持つということ。

 

 

 

茶道の精神として表されている言葉ですが、私たちが生きていくことでも大切なことです。

 

考えが違う人々が一緒に生きるためには、お互いに尊敬し合わなければなりません。

現代社会には様々な考えや多様な価値観の人が存在します。

だれもが争いをせずに生きていくにはお互いを認め合い、理解していくことが重要になります。

お互いに主張を譲らず意地を貼っていては何も解決もしませんから。

 

相手を思いやりましょう。

清らかな心を持ちましょう。

そして心地よい空間を作りましょう。

 

 

                        

 

 

詩の朗読51. ふしぎ

 

 
 静かに

 ゆっくりと

 言葉を声に出してみましょう。

 

 

 

 

 

 ふしぎ

       金子みすゞ

 

わたしはふしぎでたまらない、

黒い雲からふる雨が、

銀にひかっていることが。

 

わたしはふしぎでたまらない、

青いくわの葉たべている、

かいこが白くなることが。

 

わたしはふしぎでたまらない、

たれもいじらぬ夕顔が、

ひとりでぱらりと開くのが。

 

わたしはふしぎでたまらない、

たれにきいてもわらってて、

あたりまえだ、ということが。

 

 

 

 

 おやすみなさい

 

 

詩の朗読50. 母をおもう

 

 
 静かに

 ゆっくりと

 言葉を声に出してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 母をおもう

         八木重吉 

 

けしきが

あかるくなってきた

母をつれて

てくてくあるきたくなった

母はきっと

重吉よ重吉よといくどでもはなしかけるだろう

 

 

 

 

 おやすみなさい

 

 

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