そしてかぜまかせ

日々穏やかに過ごすために心を落ち着かせよう

詩の朗読46.三月のうた

 

 
 静かに

 ゆっくりと

 言葉を声に出してみましょう。

 

 

 

 

 

 三月のうた

          谷川俊太郎 

 

わたしは花を捨てて行く

ものみな芽吹く三月に

私は道を捨てて行く

子等のかけだす三月に

 

わたしは愛だけを抱いて行く

よろこびとおそれとおまえ

おまえの笑う三月に

 

 

 

 

 おやすみなさい

 

 

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